今回は、あまり良い情報ではありません。
実は、メタ珪酸ナトリウムが値上がりします。(^^;;
メーカーさんに、何故?といっても、もう仕方ないので、
この際、もっと効果のある製品に
切り替えていただくことをご提案したいと思います。
代替商品は
【YKプレミアムN】 10kg/袋 です。
用途はメタ珪酸ソーダと全く同じ、
ただし、使用量は従来の1/2〜1/3で
同等以上の効果があります。
【YKプレミアムN】 の成分は…
メタ珪酸ソーダ(5水塩※)+オルソ珪酸ソーダ+その他…。
※クリーニング業界で一般的に使用されているのは9水塩です。
メタ珪酸ソーダよりも、この【オルソ珪酸ソーダ】のほうが、
酸化ナトリウム(Na2O)の濃度が高い為、
先に書いた通り、使用量はメタ珪酸ソーダの1/2〜1/3で済みます。
そして、アルカリ緩衝力そしてその持続力が大幅に優れております。
故に、洗浄力はアップしますし、
コスト的にも、同じか、あるいは若干安くなるはずです。
さらに、荷姿が10kgで持ち運び易い。
メタ珪酸ソーダのようにカチカチに固まるようなこともありません。
(ただし、水濡れのないところに保管してくだい。)
ここで、今一度確認の意味で、洗浄における
アルカリビルダーの主な役割を挙げておきます。
1.アルカリ緩衝効果…
洗剤と併用することで、洗浄中の溶液が酸性になることを防ぐ。
汚れは酸性のものが多いので、アルカリにすると汚れが落ちやすくなります。
アルカリにより、油脂を鹸(ケン)化させタンパク質を膨潤させます。
※ただし、メタ珪酸ソーダ自体には界面活性剤の効果は無いので、
必ず洗剤と併用すること。
メタ珪酸ソーダ他、アルカリビルダーだけで洗うと、逆汚染します。
特に、ポリエステル繊維にはご注意ください。
汚れの酷い作業衣、白衣などを洗うとき、予洗時にメタ珪酸ソーダだけで
洗うようなことはしないでください。
洗浄試験に入らせていただく際、たまに、そうなっている現場があります。(汗)
ポリエステル繊維に油脂分の汚れが逆汚染すると、とても取り難くなりますので、
くれぐれもご注意ください。
2.キレート効果(硬度成分除去:軟水化)…
洗浄水中の金属イオン(Ca2+カルシウムイオン・Mg2+マグネシウムイオン)
を捕捉し、金属石鹸の生成を抑える。
洗剤の働きを助けるのがアルカリビルダーの役割です。
被洗物の汚れ具合、素材によって上手に使用することで、
キレイな洗いあがりと生産効率のアップにつながります。
メタ珪酸ソーダの代わりに、【YKプレミアムN】を
ご使用することをおすすめします。