上手な汗抜き(ウェット)クリーニング~基本編

梅雨が明けて、毎日暑い日が続きます。

ズボン、ジャケットは汗でくたくたです。そんな夏真っ盛りに、

汗が付いたお洋服の汗抜きクリーニングをオススメしましょう。

今回は、汗抜きクリーニングの処方をご紹介します。

上手な汗抜き(ウェット)クリーニング

上手な『汗抜きクリーニング』~基本編~

◯準備する物

家庭用洗濯機(2槽式)5kg 2台

プラスチック製カゴ 20~30リットルぐらいの物 2個(衣類の収納ボックスなどでも可、水を入れるので丈夫な物を)

※水はもちろんお湯(給湯器設置が望ましい)、蒸気が出るようにした方が便利です。

クリーニング用ネット各種

(静止乾燥機、人体仕上げ機、パンツトッパー)

◯洗剤・助剤

MCスポッタープラス(4,300円/5L)…ウェット&ドライ兼用前処理剤。油溶性の汚れにも効果あり。無色、無臭で使いやすい。

ライトウェットワン(5,000円/4kg)…ウェットクリーニング用オールインワン洗剤。防縮剤、移染防止、仕上剤配合

MICS-W-3(10,500円/10㎏)…移染防止剤

リニューW(5,800円/10㎏)…ヨレヨレ感を防止。衣類にハリ、腰、ボリューム感を与え新調感が蘇ります。

巴里都(パリット)スプレー(1500円/420ml)…スプレータイプのサイジング加工剤

◯作業手順

①衣類の仕分け・選別作業を行う。

②前処理をするか、ドライクリーニングをして油性汚れをきれいに落としておく。

③洗濯機の適正負荷量の半分以下(3着~4着)で洗う。

○セーター類と上着・ズボン類は別々に洗う。

○黒色系と白色系の衣類は分けて、別々に洗う。(同色系の物だけで洗う。)

○デリケートな衣類や付属品がある衣類は必ずネットに入れる。

【ご注意】

色が落ちやすい衣類は必ず単品で洗うこと。危なそうなものは、必ず色出チェック!

④以下のプログラムで洗浄する。

家庭用洗濯機(2槽式)5㎏ 水量40L

工程 洗剤・助剤・使用量 時間 温度 回転
本洗 ライトウェットワン:80㏄
MICS-W-3 ※1: 120㏄
7分 常温~
35℃
ソフト
すすぎ       ソフト
加工 リニューW:80cc 3分 常温 ソフト
脱水   5分   高速

※1 染色が弱い衣類は、MICS-W-3 を併用して下さい。洗う前によく確認してください。

⑤洗い上がった衣類を取り出し、織物製品は10~15分間 温度50℃でタンブラー乾燥

する。ニット製品(セーター類)はタンブラー乾燥せず、必ず平干ししてください。

⑥上着は人体、ズボンはパンツトッパーで濡れ掛けをした後、
静止乾燥機で乾燥する。

上着は肩が落ちない厚みのあるハンガーを必ず使用すること。

自然乾燥の場合も同様です。

⑦乾燥したら、人体、パンツトッパー、アイロンで仕上げる。

整形のため、巴里都(パリット)スプレーを使用するとより効果的です。

汗抜きクリーニングでスッキリ、爽快感、着心地の良さをPRしましょう!!