『わかりやすいクリーニング店のシミ抜き』の新版が発売されました。
その名の通り、しみ抜きの技術教本です。写真や図で解説があり、すごく分かりやすい。オススメです。私自身も、いつも机の上に置いてあり、お客様からのお問い合せにお答えする時に参考にさせてもらってます。
オススメする理由はもっとあります。もちろん、しみ抜きの技術向上は大切です。しかし、その前にもっと『洗い』について見直すべきだと、著者の桑原さんは書いています。まさしくその通りです。洗いが変わると、キレイになるだけではないのです。品質と同時に生産性がアップしていきます。お客様に喜ばれ、利益も増える。まさに一挙両得なのです。これは、紛れも無い事実です。
要するに『クリーニング店のしみ抜き』は洗いさえしっかりやっていれば『しみ抜き』はそんなに出てこないのです。
と、桑原さんはおっしゃっています。要は、溶剤管理、適切な洗剤を正しく使用することで、しみ抜きはかなり減らせると…。洗いを見直せば、品質もアップするし、生産性もアップする、納期も守れる。やらなくていいはずのしみ抜きも減り、無駄もなくなりコスダウンできます。
また、まえがきの冒頭で桑原さんはこう記しています。
『クリーニング店に求められるしみ抜き』って…どのようなものでしょうか?
私の考えるところでは、『早く』・『綺麗に』・『より安く(リーズナブル)』にお客様に提供することだと思います。家庭では出来ない、手間暇が掛かる、難しい作業を、より安い価格で提供することにあると思います。
何をしたらいいのか分からない、先が見えない、こんな時代ですから、まずは原点に戻ることが大切ではないでしょうか。
クリーニングの原点は『洗い』です。
クリーニング店必携の一冊です。全国の機材商または全国ドライ新聞社さんへお問い合わせください。もちろん弊社でも販売してます。